いつもネミーマガジンをご覧いただきありがとうございます。
今回は 生産ユニット の高橋が担当させて頂きます。
私はソウルミュージックがお気に入りです。
先日、馴染みの喫茶店で常連客が集まり、
「せつない歌選手権」をやりました。
私含め男性陣は、「今ならこの歌が合うんじゃないか」と
どこか「置きにいった」選曲。
対して女性陣は、自らのエピソード全開の、
エモい歌ばかり。
常連客の一人、とてもおとなしい女性が選んだのが、
マキシ・プリーストの「Close to you」
「悪女と分かっていながらその女性に夢中になってしまう」
という内容の歌を口ずさみながら、
「昔はね、お酒ばっかり飲んでやんちゃしてたの」
という言葉と今とのギャップが印象的で、
店中の喝采を浴びていました。
「しまった」
と私はひそかに思いました。
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10数年前、自分がDJをする音楽イベントに
好きな女の子も参加していました。
ジルベルト・ジルというアーティストの
「Palco」(ポルトガル語でステージ・舞台)という曲が
どうしても手に入らず、
しょうがなく他の曲をかけていました。
すると、同じくその女の子に思いを寄せる男子が、
DJを始めるや否や、「Palco」が!
「やられた!」
「Palco」がかかっている間ずっと、
その女の子は楽しそうに見えました。
※つまり、私はそのくらいずっと見つめていたわけで…
これは!という曲を別のDJくんにかけられ、
完全に私は意気消沈してしまいました。
当然、その女の子とはうまくいかず。
……という、個人的にとても思い入れのある一曲なのです。
その曲をせつない歌選手権に出せば良かった。
喝采を浴びる女性常連客を見ながら、
そう思いました。
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「これを言ったら、情けないと思われる」
「この話をしたら、軽蔑されるかも」
そんな風に考えてしまうと、自己開示は難しいものです。
でも、親近感が湧いて逆に仲良くなることが多い気がしませんか。
自己開示はその人の魅力をより強めます。
男性陣の選曲よりも、
女性陣の曲がかかっていたときのほうが
明らかに盛り上がっていました。
ほんの少し勇気を出して、
もっと自分をさらけ出したら、
より良い人間関係が築けるのではないかと思います。
みなさん、いかがでしょうか。
ちなみに、私の好きな曲を先にかけたDJくんですが、
彼もまた彼女の前に撃沈したそうです。
この曲がまた味わい深くなってしまいました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。