いつもネミーマガジンをご覧いただきありがとうございます。
今回は MATCH KOBA事業部 兼 生産・積算ユニット の
中村が担当させて頂きます。
会社には、その会社なりの「文化」があります。
考え方であったり、ちょっとした言い回しだったり。
製造業では、自社製品の製造に必要な部材の調達先を、
「外注業者」
「下請業者」
などと言ったりします。
ネミーでは、そのように言いません。
「協力会社様」
と言っています。
生き馬の目を抜く「交渉相手」ではなく、
「同じ方向をむいて、一緒に仕事をしてくれる仲間」
という意味を込めて、そうお呼びしています。
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私は、今でこそ「執行役員」なる立場におりますが、
ネミー入社時の私は、右も左も分かりませんでした。
大学卒業後、少しアルバイトをしていましたが、
その後、「家の近所にあった」という理由で、
ネミーに入社して資材調達の仕事をはじめました。
とはいえ、何の経験も無かった私は、
資材を提供してくれる協力会社様には、
さんざん迷惑のかけどおしでした。
ときには、「おたくとは仕事ができない」と言わせてしまったことも。
私には、
「助けてください!」「一緒にお願いします!」
と腹を割って真摯にお願いをし続けることしか
できませんでした。
そんな中、
東日本大震災直後、
ある協力会社様に資材を発注したときのこと。
そのときは、前日に発注をして、
翌朝10時に納品というスケジュールでした。
ところが、その夜に大きな余震が起こったのです。
夜も遅くに、協力会社様から電話がきて、
早めに作業を開始してなんとか間に合わせるよう努力するが、
どうしても納品を12時までに延ばしたいとのこと。
無理ない時間で準備をしてくださいと返答しました。
本来であれば「地震があったので当然後ろ倒しになります」
という連絡もあり得たでしょう。
ネミーの先にいるお客様に物を届けるため、
どうすれば良いかを協力会社様なりに考えてくれたんだなと、
大変嬉しかったことを覚えています。
腹を割って話すことで、信頼して協力していただけたのだと思います。
もちろん、その信頼に対しては全力で応えるようにしています。
どのような形であっても、
上下関係ではなく協力しあう関係で、
仕事を進めていく。
その気持ちの表れとしての「協力会社」です。
このメルマガをご覧の皆様とも、
様々な形で「協力」していけたらなと思っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。